ボーイの仕事は楽じゃない!キャバクラのボーイの大変さと楽しさ

キャバクラのボーイは大変

先に書いておくと、キャバクラのボーイは想像以上に大変な仕事だ。夢をぶっ壊しちゃうかもしれないけど、冗談抜きで厳しいし辛い。
いやいや夜の世界は華やかだって?確かにそれも間違いじゃない。
ただ、裏方であるボーイは華やかな世界からは程遠くて、お店によっちゃ”修羅”と表現してもいい環境だね。
逆に働く前から現実を知っておけば、覚悟を持って働けるんじゃないかな?

現役ボーイの僕が思う大変さ

僕もボーイを長く続けてるんだけど、経験を通して色んなことを学んだし、理想と現実の違いを嫌ってほど知った。
けど問題は何が大変なのかってところだよね。
僕か考えるに、大変なことは3つある。

酔っぱらいの対応

まず大変だと感じるのが酔っぱらいの対処だ。キャバクラはお酒を楽しむお店だから、お客さんが酔うのは仕方ないと思う。
誰だってお酒を飲めば気分が良くなるし、テンションだって上がっちゃうよね。

ところが、それで終わらないのもキャバクラだ。たまに飲みすぎるお客さんがいるんだけど、調子に乗ってキャバ嬢に触ったり、説教をし始めるんだよね。
当然キャバ嬢は嫌がるし、お客さんに注意しなきゃいけない。じゃあ誰が注意するのかって?その役割がボーイなんだ。
これが想像以上に大変で、嫌味を言われることもあるし、怒鳴られることも多い。

お客さんは酔って気分が大きくなってる。まともな判断ができなくなってる場合もあるね。
そんな悪循環が重なるから、店内で暴れそうになる人もいる…酔っぱらいは本当に勘弁してほしい。

忙しいときのピリピリした雰囲気

キャバクラのピークタイムはどんどんお客さんが入ってくる。その都度テーブルまで案内して、キャバ嬢のセッティングとかもしなきゃいけない。
特に週末は下手な飲食店より忙しいかもね。

じゃあ忙しくなるとどうなるか。お店の雰囲気もガラッと変わるんだ。普段はまったりしてるお店でもさ、ピーク時は凄くピリピリした感じになる。
このピリピリした雰囲気は最悪で、フロアのみんながイライラし始めるんだ。そんな時に仕事で小さいミスをすると、先輩から怒鳴られることもある。
みんな余裕がないからさ、普段は笑って許せるミスでも見過ごせなくなるんだよね。

ただ、この雰囲気は言葉じゃ伝わらないかもしれない。実際に働いてみれば分かるけど、胃に穴が開きそうなくらい空気がピリピリしてるよ。

キャバ嬢のワガママさ

キャバ嬢は可愛いとか、付き合ってみたいと考えてる人は多いと思う。確かにルックスは平均以上だし、モデルかアイドルっぽい子もいるよね。
まさに完璧って言えるかもしれない。だから付き合いたいと考えるのも無理はないよね。
実際にキャバ嬢が一番付き合ってるのはボーイだというデータもある。

【参考サイト】
キャバ嬢の彼氏ってどんな人が多いの!?ナイト業界恋愛事情!

でも、僕は同じお店のキャバ嬢を女性として見ることができない。いや、昔は可愛いな~って思ってた時期があるんだよ。
ところが現実は厳しい。女性の嫌な面をこれでもか!と見せつけられるんだよね。簡単に言えばキャバ嬢はワガママだ。
それも普通じゃ考えられないくらい。ボーイを見下すのはもちろん、パシリとして見てる場合もある。機嫌が悪いと八つ当たりするなんて日常茶飯事だ。
それに使えないボーイをゴミ扱いするキャバ嬢もいるね。

さて、そんなワガママで横暴な女性と付き合いたい人はいる?多分いないだろうね。
当然良い子はいるけど大抵ワガママに振り回されるから、そのうち女性として見られなくなるんじゃないかな。

それでも楽しいと思える瞬間もある

キャバクラのボーイは正直辛い仕事だ。ここまで大変な仕事ってめったにないだろうね。
しかし、それでも僕はボーイの仕事を続けたい。
普通は「え?色々大変だし辞めたほうが楽じゃん?」と思うかもしれない。
でもボーイの仕事は楽しいと感じる瞬間があるんだよ。逆にそれが無ければとっくに辞めてたかな。

ボーイ同士はなんだかんだ仲が良い

まず楽しいと思えるのが、ボーイ同士で雑談してる時だね。
実はキャバクラってキャバ嬢同士の仲が良いケースは稀だ。
大きなお店だと派閥があるし、ベテランが新人をイジメたり、蹴落とそうとすることもある。女同士ってのは本当に怖いものなんだよ。

逆にボーイ同士はというと、実はけっこう仲が良い。確かに先輩から怒鳴られることもあるけど、結局は男同士だ。
オフの時は馬鹿話できるし、肩の力抜いてコミュニケーション取れるからね。
ちなみにマネージャーや店長は少し怖いけど、男だからキャバ嬢より接しやすいかな。

まあボーイ同士で話してる時がとにかく楽しいわけだ。
僕のお店も平日とか暇な時は雑談してるけど、肩肘張らずに済む時間はとても貴重だね。

付け回しはやりがいがある

ボーイの仕事に慣れてくると「付け回し」を任されることもある。
付け回しってフリー客にキャバ嬢を割り当てる仕事なんだけど、これが凄く楽しいんだよね。
ボーイって肉体労働や雑務が大半だから、普段は頭を使わず体を動かす場面が多い。
けど付け回しは逆で、頭をフル回転させる仕事なんだ。ただし付け回しを任されるのは実力のあるボーイに限られる。
だから付け回し役に任命される=お店の信頼が厚いというわけだ。

ボーイの花形だし、誰もが一度は憧れる役割でもある。仕事自体が大変だけどさ、付け回し中の楽しさは代え難いものがあるね。

実力があれば昇給も早い

ボーイの仕事を1ヶ月で辞める人は多い。何より最初が辛いから、それに耐えられず辞めちゃうんだよね。
逆に長く続けるとメリットもある。お店に実力が認められれば昇給も早いってことだ。
ボーイは時給1000円程度から始まるんだけど、これが数ヶ月もすれば一気に上がる。
実力があれば1年で2倍ってことも難しくはないね。

真面目にコツコツ働けば、その分の見返りとして給料が上がる。
ボーイより時給が良い仕事は多いけど、昇給はめったにないのが普通だ。
けどボーイは違う。長い目で見れば驚くほど収入が増えるし、同年代と比べて遥かに稼げる。
これもボーイの仕事が楽しい理由の一つだね。

興味がある人は実際にキャバクラボーイの求人を見てみるといい。
掲載してるサイトによってお店の違いはあるものの、そこまで安月給という訳ではないので。

【参考】
キャバクラボーイのバイト・求人・メンズナイトワークならキャバクラボーイルート

まとめ

さて、キャバクラのボーイに対するイメージはどう変わっただろうか?大変なところを簡単にまとめると…

  • 酔っぱらいの対処
  • ピーク時のピリピリしたお店の雰囲気
  • キャバ嬢のワガママに振り回される

大変な点はこんなところだろう。逆にボーイの良い面は…

  • ボーイ同士は仲が良い
  • 付け回しのやりがい
  • 昇給ペースが早い

この3つかな。もちろん僕個人の考えも含まれているけど、今は大変さより楽しさが上回ってるかな。

何度も言うけど、キャバクラのボーイは大変だ。変な幻想は抱いてはいけない。他方でメリットもあるから、上の欠点3つを許容できるなら働いてみると良い。