現役キャバクラボーイの僕の体験談
僕はボーイを始めるまで色んな幻想を抱いてた。
何となく夜の世界=カッコいい、ってイメージがあったんだよね。
それでボーイにも同じ印象を抱いてたんだけど、実際に働き始めてから全部間違ってると気がついた。
理想と現実の違いに悩んだりもしたね。
じゃあ何が違ったのか?この記事でまとめてみたよ。
①キャバ嬢と仲良くなれるという幻想
僕が一番ショックだったのは、キャバ嬢と仲良くなるのが間違いだったってことだね。
僕も男だから、最初はキャバ嬢と仲良くなってあわよくば…
なんて、よこしまな考えがあった。
けど、入店して数週間も経たない内にその夢が打ち砕かれた。
いや、僕が期待しすぎてた、って言い方が正しいかな。
キャバ嬢って可愛い子ばかりだから、男なら付き合いたいって思うよね。
他のやつにも自慢できるしさ。
でも実際のキャバ嬢は超ワガママで振り回されるし、こっちも気を使うから気疲れする。
もしそんな子と付き合ったら…?楽しいどころか毎日胃に穴が開く思いをすることになるだろう。
僕は結局キャバ嬢の裏の顔を知ってから、仲良くなろうって気が起こらなくなったね。
今じゃ女性として見ることも難しいな…。
もし僕と同じ幻想を抱いてるなら、ボーイはやめといた方が良いかもね。
キャバ嬢も女性ではあるけど、本当に驚くほどワガママ・傲慢・自己中って言葉が似合う子もいる。
全員がそうとは限らないけどさ、大抵は夢が打ち砕かれると思うよ。
後述するけど、実際に付き合った後もリスクが大きいし、バレた時のペナルティも凄まじい。
クビで済めばマシってくらいだ。自分の身を案じるなら、付き合おうなんて思わないことだね。
②働きはじめの店長の怖さ
入店してすぐの頃は先輩から仕事を教わることになる。
優しい先輩も居るし、丁寧に教えてくれる先輩も多いね。
だから「店長も新人には優しく接してくれるだろう」って思うじゃない?
確かにお店によっちゃ優しいかもしれない。けど僕のお店の場合は違った。
店長がもう怖いのなんの…下手すりゃトラウマになるレベルだったね。
例えば仕事の進みが遅い時は怒鳴ってきたし、お店が忙しい時なんかは胸ぐら掴まれたりもしたね。
殴られたことも2~3回あったな。
新人は仕事に慣れないのも仕方ないけど、店長だけは容赦ないから注意してほしい。お店によるとは思うけど、大半はチンタラやってたら怒鳴ってくるだろうね。
僕は何回怒鳴られただろうか…全然分からないな。
逆に仕事をしっかり覚えて、スイスイこなせるようになれば店長も怖くなくなる。
店長に認められれば昇進・昇給も早まるし、キャバ嬢にも一目置かれるようになるね。
だから最初の数ヶ月は我慢して、真面目に仕事をこなすのが一番だ。
③キャバ嬢と付き合ったのがバレた同期の末路
上でも少し書いたけど、ボーイとキャバ嬢が付き合った奴の話。
僕がキャバクラに入店した頃、ほぼ同時期に入店した同期がいた。
仮にAとするけど、Aも僕と同じようにキャバ嬢と仲良くなりたい、なんて考えてた。
僕は現実を知って結局「ありえない」という結論に至ったわけだけど、Aはそんなのお構いなしで、なんと実際にキャバ嬢と付き合い始めたんだよ。
それが入店から4ヶ月目頃だったかな。
最初はAも付き合ったキャバ嬢と上手くやってるようだった。
でも、そのうち気分が大きくなって、後輩に付き合ってることを話して回ってたんだよね。
僕にも「内緒だぞ」なんて言ってたけど、結局マネージャーの耳に入って、そこから店長へと伝わっちゃったんだよ。もうこうなったらお終いだね。
その後Aがどうなったかだけど、まず店長に殴られてボコボコにされたらしい(これはマネージャーからに聞いた)。
まあそれで済めば良いけどさ、更に飛ばされて(クビになった)挙げ句、とんでもない額の罰金を請求されたとか。
Aがお店を辞めた後に罰金を払ったか聞いたんだけど、結局答えてくれなかったね。頭の回転が速い奴だから、多分払わず完全にバックレたんじゃないかなと思ってる。
ちなみにキャバ嬢とボーイが付き合うのはNG。
実はキャバクラって風紀という暗黙のルールがある。
詳しくは別記事で触れるけど、付き合うのは危険と認識しておいた方が良いよ。
バレた時はAみたいにボコボコにされるのがオチだ。
それでも僕がボーイを続ける理由
本当にボーイの仕事は大変だし立場上も弱い。
簡単にクビは切られるし、代わりはいくらでもいるのが現実だ。
探せばボーイよりマシな仕事は数えきれないほどあるしね。
けど、僕はそんな状況でもボーイを続けてる。何故か?
確かに普通のメンタルの持ち主ならとっくに辞めてるだろう。
でも僕は違う。
今はまだボーイだけど、実はキャバクラの店長を真剣に目指してるんだ。
いつかは今の立場を抜け出て、現状を変えてやろうと考えてる。
うちのお店もボーイの扱いが雑なんだけどさ、僕が店長になって少しでも変えられたら良いと考えてるんだよね。
だから辞めない。
単純な理由だ。
これまでボーイを続けてこれたのは、店長になるっていう目標があったからだね。
仮に今辞めちゃったら、今まで頑張ってきた努力が無駄になるし、実績も捨てることになる。
確かに現実は厳しいけど、店長を目指すならこれくらい当たり前かなって考えてるよ。
まとめ
以上が僕の体験談だけど、キャバクラの実情を少しは知ってもらえたと思う。
要約すると…
- キャバ嬢に幻想を抱くな
- 新人の頃は店長が怖いと思え
- 風紀を乱すな(キャバ嬢と付き合うな)
この3つに絞られるね。
とにかくキャバクラボーイは厳しい。
稼げる仕事ではあるけど、本気で働くなら強靭なメンタルが必要だね。